「おでんは冬の料理だと誰が決めたのでしょう? 当ホームでは、季節を問わず愛されています。」
四季の移ろいと共に、私たちの食卓に並ぶ料理も変わりますが、だんらん武蔵境では、季節にとらわれない特別なお楽しみがあります。それは利用者の皆様からの強いリクエストにより、暖かくなり始めた今日この日も、おでんを囲む温もりです。
先週のある日、「おでんが食べたい」という声が上がりました。スタッフが「秋にしませんか?」と提案したところ、想定外の大ブーイングが!おでんの美味しさは、確かに一年中変わりませんよね。笑顔あふれる抗議を受け、今日のメインディッシュは即決でおでんに決定しました。
大根やこんにゃく、たまご、そしてぷりぷりのはんぺん。私たちのおでん鍋には、皆様の「あれもこれも」というリクエストがギュッと詰まっています。ボリュームたっぷりで、普段よりもちょっぴり豪華なおでんを前に、食堂は今にも溢れんばかりの笑顔でいっぱいです。
それぞれの具材が持つ味わい深さ、そして一緒に煮込むことで生まれる、ほんのり甘く優しいダシの味。おでん特有の温もりが心までじんわりと温めてくれます。それは、私たちの心にも春を感じさせる温かさです。
「おでんはいつ食べても美味しいのよ!」と利用者の皆様。その言葉通り、皆様は食事を満喫され、ボリューム満点のおでんも見事に完食されました。食事はただの栄養補給ではなく、日々の喜びを享受する大切なひと時。
今回のおでんランチは、ただ美味しいだけでなく、利用者の皆様の意見が反映された、まさにだんらん武蔵境ならではのメニューです。これからも季節や規則に捉われず、利用者の皆様の小さなリクエストに耳を傾け、日々の食卓に幸せを運ぶお手伝いをして参ります。